アナログレコード復活の日
当店では以前から日舞の練習会場として貸し出している20畳ほどの和室がある。
和室の半分は舞台に見立ててフローリングになっている。
そこに1970年代の家庭用コンポーネント・ステレオ・ブームの頃のオーディオラックがある。
そしてそのラックには亡くなった叔父が元気だった頃に借りたままのレコードプレーヤーが1台、長い間使われずに置いたままになっていた。
ある日思い立って実家からアンプを持ってきて、物置にしまったままになっていたスピーカーを持ち出し、接続してみた。

・・・と、ここまで書いてはみたものの、実はこのネタはブログ休止中に別日記に書いたネタなのだ。
日記の方は音楽系、ブログの方は写真系にしようと思って分けたのだが、こちらのブログの方が圧倒的に見てくれる方が多いのでこっちに一本化することにした。
と言うわけでアナログレコードおよびオーディオ復活のはじめの顛末だけはこちらに転載とする。

では、はじまりはじまり・・・。(以下別サイトの日記より転載)


■2009年6月5日の日記より

昨日の夕方、実家に行った際に30年ほど昔に使っていたステレオアンプと10年以上前に友人から貰ったCDプレーヤーを取ってきた。
夜、日舞の教室に貸している部屋の、これまた古いオーディオラックを掃除してアンプとCDプレーヤーをセットし、私が高校の頃から使っているダイヤトーンのスピーカー(DS251MKII)を物置から出してきて接続した。
そして、オーディオラックに長年置きっぱなしであったオーレックスのレコードプレーヤも掃除してアンプに接続した。
30年前のアンプの電源を入れる。
一瞬バチバチッと火花が散り煙がもくもく出てくるシーンが頭の中で流れたが実際は大丈夫だった。
まずはたまたま手近にあったCD、「クール・ストラッティン」をかけてみる。
コントロールのつまみやスイッチの操作時にガリやノイズは出るが音は驚くほどまともに出た。
このアンプは力量感というか音に厚みはあまりないが華やかめの澄んだ音が特徴だった事を思い出した。
次にレコードだ。まず、針圧の調整。大体こんな物かな?と指にかかる重さの感覚で調整した針圧2g、確かめてみるとほぼ合っていた。人間は何十年も前の感覚を記憶しているものなのだなぁ・・・と改めて驚く。
紙ジャケットの埃を払い、レコード盤を取り出しターンテーブルにのせる。
針を落としてボリュームを上げると、パチパチという懐かしいスクラッチノイズに続いてイントロが始まり、SADEのボーカルが流れ出した。
というわけで6月4日はレコード復活の日なのであった。


by jptrad | 2009-09-05 15:09 | アナログオーディオ
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