ジャンクギターの素性2
10年も前に知人から貰ったジャンクギターの素性を調べてみようと思った。

手がかりは消されたヘッドのブランド名。
斜めから光を当ててみると何となくS.Yairiのロゴがあったのではないかと思われた痕がある。
昔のS.Yairiがどんなものなのかワタシはほとんど知らなかったのだが、名前だけは知っていた。
ネットで検索。すると写真入りで紹介してあるサイトを発見。

どうもウチのジャンクギターはYD-304というのに似ている気がする。
よく見るともしこのギターであればサウンドホール直近のフィンガーボードにその刻印があるはず・・・との記述が。
早速ギターを確かめてみると、確かに「YD-304」と刻印されていたのだ!
間違いない、このギターはS.Yairi YD-304という物だったのだ。

そして、更にサウンドホールから覗いてみると中にシリアルナンバーのような数字が見えた。「41034」とあった。これはサイトによると1974年10月に製造された34本目のYD-304である、と言う意味らしい。
そしてこのギターを構成する素材のデータを見て驚いた。
「トップ:スプルース サイド:ハカランダ バック:ハカランダ、メイプル、ハカランダ3P」・・・。

ハカランダ!!

今となっては超希少な木材となってしまったあのハカランダを使っているのだ。
そして更に驚いたのが、デビュー間もない頃の井上陽水がこれと同じギターを愛用していたということだ。
「東へ西へ」や「傘がない」はこのギターの音だったのだ。
そして、その当時のこのギターの価格は・・・8万円。
現在のS.Yairiはこのギターの復刻版を作っている。YD-304Rである。ネットで調べた最安値でも168000円!しかも、それでもハカランダはさすがに物が無いので替わりにローズウッドを使用した物なのだ。
どうでもいいジャンクギターと思っていたら、そんな高級ギターだったとは!

これはむき出しでその辺に放り投げておいてはいけないギターだったのだ。
・・・そう思ったワタシはすぐさまヤフオクを検索。
何か適当なハードケースを調達しようと思ったのだ。

すると!ななな・・・なんと、70年代と思われる古いS.Yairiのギターケースを出品している人がいるではないか!しかも、2800円即決・・・。
当然落札。運命的な物を感じる。

写真はトイレットペーパーの段ボールに包まれて届いたS.Yairiのギターケース。

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by jptrad | 2010-06-15 20:40 | Comments(6)
Commented by funiku_ookami at 2010-06-15 22:39
たぶんハカランダじゃないかと思ってましたよ^^

大切に抱いてやって下さいまし♪


今のS.yairiと現在のS.yairiは全く別物のはずです!

Commented by kokenawa at 2010-06-15 23:32 x
yairiギター、いいですよね。
音は知りませんが、とりあえずかっこいいです。

ちなみに昔ファイヤーバード使ってました・・・

Commented by tabikiti at 2010-06-16 10:59
ワヲ~
S.Yairi
友人が持ってました
優しいシャープな音だったような記憶が~^^
Commented by jptrad at 2010-06-17 15:26
funiku_ookamiさん、
おお!いい勘してるぅ~。とりあえず修理に出さねば・・・。
Commented by jptrad at 2010-06-17 15:28
kokenawaさん、
えええっ?!ファイヤーバード使ってたの?友人以外で使ってるってひと初めて・・・すげえ!
Commented by jptrad at 2010-06-17 15:30
tabikitiさん、
いやいや、結構厚みのあるでかい音出ますよ~。
で、高音がツヤがある感じで、良いんですよなかなか。
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