シャガールを見に
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この前の水曜(定休日)、日本橋へ仕入れに行ったあとに東京藝術大学大学美術館まで足を伸ばして妻と息子2号と3人で「シャガール」を見てきた。
仕事の後であまり時間が無いのが少し残念であったのだが・・・。
シャガールについてワタシは長い間、間違ったイメージを持っていた。
馬や鳥やウェディング衣裳の男女が描かれた一種メルヘンチックなイメージを子供の頃に一旦持ってしまったようだ。それは図画工作の教科書に小さく印刷されていた絵を見たせいだったのかもしれない。
しかし、ホンの10年前くらいに川村記念美術館で初めて本物のシャガールの絵と向き合ったときにショックを受けたのを覚えている。
「え?シャガールってこんなだったの?」

そして今回はまとまった枚数が見られるということで是非とも見に行きたいと思っていたのだった。
やっぱり「シャガール、キテる!というか、逝っちゃってる!」
おどろおどろしさとメルヘンと、現世とあの世と、内面と外面と、陰と陽と、優しさと残酷さが一気に押し寄せてきていた。
最後に見たシャガール90才、最晩年にして最高傑作「イカルスの墜落」を見てなぜかワタシは「曼陀羅」をイメージしてしまっていた。

しかし、シャガールの絵は大好きだけど、部屋に飾りたい気にはとてもなれない。
もちろん本物は飾れるわけがないけれど・・・。
あ、ポスターなら大丈夫か。
それほど実物は鬼気迫る物があってあんな絵が部屋にあったら心が安まらないんじゃなかろうかと思うのだ。

その点、一緒に展示されていたロシア・アヴァンギャルドの画家達の絵画の中には、あ!これ欲しい!と思わせる絵がいくつもあった。
ナターリャ・ゴンチャロワの「葡萄を搾る足」などは小じゃれたダイニングなんかに飾るといいなと思った。
あと、ゴンチャロワでは「収穫物を運ぶ女たち」。
ワシリー・カンディンスキーあたりはベッドルームなんかに飾るといいなぁ・・・。
by jptrad | 2010-09-18 12:41 | Comments(6)
Commented by wajira at 2010-09-18 13:36
確かにロシアのアバンギャルド 驚く事が有りますね。
ロックにも ウワ〜 スゲ〜ってのが 有りました。
ソ連の時代のアンダーグラウンドなバンドでしたが‥
もしかしたら 冬の長さが内面の心象風景を思わせるのかもしれないですね。
Commented by チバ at 2010-09-21 05:38 x
お~♪つかちゃんさん、シャガールお好きだったんですね!
僕も日曜日に“日曜日”を見てきました。

「魔笛」のスケッチがキラキラしていて良かったです。
Commented by きえふにいさん at 2010-09-22 10:19 x
「ロシアアヴァンギャルド」って、1910年代から30年代までの期間にさまざまな展開をするのだけど、嫌なのは自由な表現を目指したはずが権力と結びついて政治と関わりあっていくところ(権力と結びついて、「新しい世界を建設しよう」と指向したところと、全体主義がうまく結びついてしまった)。で、多様な表現を認め合えなかったこと。シャガールやカンディンスキィなんかがもしロシアに居続けることができるような「アヴァンギャルド」だったら、「ソ連」という国だってああはならなかったろうに。

そう、あの時代の展覧会や舞台ってみんな無料だったんだよ。戦争や革命で、食べ物も娯楽も何にもないからせめて自分たちで楽しいことを作りだそう! 新しいことをしよう! っていう気概がまぶしいよね。そういうところはいまでもあこがれちゃうなー。
Commented by jptrad at 2010-09-23 19:30
wajiraさん、
そうですね。やっぱり何かこう抑圧された時代というか、そういう中だからこそ生まれるパワーってありますよね。
たしかに厳しい冬の気候も人間を抑圧してくるパワーであり、そういったことの反作用的なものなのかも知れませんね。
Commented by jptrad at 2010-09-23 19:43
チバさん、
おお!やっぱり見に行きましたか!
あ、「魔笛」のスケッチ、良かったです。たしかに。
アレなら部屋に飾りたい・・・。
Commented by jptrad at 2010-09-23 19:47
きえふにいさん、
なるほど、なるほど。ロシア通のきえふにいさん、さすがです。
そういう時代背景とか政治との絡みとかも知っていて見るとまた深いものがありますね。もっと勉強しなくちゃなぁ・・・。
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