期限切れフィルムの劣化
なるべくたくさん写真を撮りたいしなるべく安く上げたいのでフィルムはいつもオークションで期限切れを探して手に入れている。今まではそれで何ら不都合はなかった。
でも、最近手に入れたFujiの800のネガフィルムはかなり感度が劣化しているという事がわかった。

今までこのフィルムは、オークションで激安で手に入れたコンパクトカメラの動作確認用に主に使ってみたのだが、どれも上がりが全くダメダメだった。それはカメラのせいだとばかり思っていた。
ところが今回私が持っている最新鋭機、Bessa-R3Aであえてオートで撮ってみて驚いた。
すべてが露出不足なのだ。しかも2段ほどもアンダーなのである。

これはおかしい・・・もしかしてフィルムか?
そう思ったので今日仕事の合間にNIKON F3を使って1本試しに撮ってみた。
晴天の外の遠景と明るい室内の近景をそれぞれシャッター速度は固定で絞りを1段刻みで撮影し、続いて露出をAEモードにしてISO感度メモリを800から100まで段階的に変えてこれも外の遠景と室内の近景を撮影した。

そして今、現像結果をスキャンしてチェックしてみた。
結果、ISO800のフィルムなのにISO200並の感度しかないことが解ったのである。
箱をあらためて見てみると2001年7月に期限が切れている。
冷蔵庫にはこのフィルムがあと12本ある。
「これからは200なのだ、このフィルムは・・・。」と忘れないようにこのブログの記事にしておく。

写真はこのフィルムで撮影したもの。
フォトショップで調整を加えたらなかなかイイ感じになった。
光量不足の粒子の荒れと光の強さがハードなテイストで結構気に入った1枚なのである。
期限切れフィルムの劣化_b0021570_23245185.jpg

Bessa-R3A + Jupiter-3 50mm/F1.5 + Fuji Super G Ace 800
by jptrad | 2008-09-12 23:27
<< DXコード改ざん まだまだ甘い >>