救出レコード、”Fleetwood Mac”

実家の物置からレコードを救出。
埃だらけのレコードの中からまず目に付いた1枚を手に取った。
ビニールの外袋を捨て、ジャケットを乾いたタオルで拭くと思っていたより状態は良かった。
盤面も2~3カ所白いカビのような物が見えるがそれ以外はほぼ綺麗なままだった。
深夜、レコードの針を落とす。
(”針を落とす”という言い回しも改めて考えると懐かしいものだ)
イントロが始まり、「おお!懐かしい!」という思いが来るかと思ったが予想に反してそうではなかった。
「あれ?こんなだったけ?」というのが正直な気持ちであった。
イントロに続いてボーカルが入っても全く思い出さない。
2曲目も3曲目も聞いたことがあるような無いような・・・という微妙なもの。
そして、4曲目に変わってやっと「あ、この曲!」と思った。
ジャケットの裏を確認してみるとこのバンドには3人のボーカリストが居る。
1曲目は男性ボーカル、2曲3曲と同じ女性ボーカルが続き、4曲目のボーカルはこのアルバムからこのバンドに参加した新人女性、彼女の名は”スティービー・ニックス”。 因みに1曲目の男性ボーカルもこのアルバムから参加した人で、スティービー・ニックスの”カレ”、リンジー・バッキンガムなのであった。
バンドの名はもちろん、”フリートウッド・マック”。
アルバム名は”Fleetwood Mac”である。(※邦題”ファンタスティック・マック”)
1975年にリリースされたこのアルバム、購入したのは1980年以降のようだ。なぜわかるかというとジャケットに掛かっていた帯に1980年の”FWM”ジャパンツアーの日程表が印刷されていたからだ。
1980年といえば私は丁度20才、Led Zeppelinにどっぷりつかり、髪型までJimmy Pageを真似ていた。それほどまでにLed Zeppelin命!な生活を送っていたので、はっきり言ってこのレコードはBGM的にさらっとしか聴いていないのだった。
30年経って、こうして改めて聴いてみて、Wikipediaでその歴史をたどり思った。フリートウッドマックって、かなり興味深い。
ちょっとこれは深く掘り下げてみたいバンドなのである。

by jptrad | 2009-09-06 10:50 | アナログオーディオ
<< リンダ・ロンシュタット Has... アナログレコード復活の日 >>