This Is It
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昨日、当店の閉店10分前の会話。
何かをネットで検索していた妻が言った。

妻「(Michael Jacksonの)This Is It、成田でもやってるね!」
私「あ、そうなんだ?じゃぁこれから見に行こうか」

というわけで、店を閉めたら即、成田に向かったのだった。
まだ公開2日目なのでいっぱいで入れなかったらまた行けばいいか・・・と思っていたが、成田あたりの平日のレイトショーなんて、こんなもんだよね・・・という感じでがらがらであった。
おかげで良い位置で楽しむことが出来た。

各楽器のパートごとにコードや微妙なニュアンスまでマイケルが指示を出す。
マイケルの求めているニュアンスを演奏に反映させようと真剣に取り組むミュージシャン達、いや、もちろんミュージシャンだけでは無い、全てのスタッフが一丸となってステージを作り上げて行く様子が淡々と、しかし熱い思いで描写されていく。
垣間見えるマイケルの人間性。
妥協は絶対しない強さと、人を思いやる謙虚さとやさしさ、そして愛に溢れている。

マイケルジャクソンの曲はワタシも若い頃から結構好んで聴いてはいたのだが、特に熱烈なファンという訳ではなかった。
特に近年は、マイケルに関しての報道といえば奇行や裁判沙汰など良いイメージがあまり無かったこともあって、今回のO2アリーナでのライブのニュースを聞いても私自身のリアクションは「へぇ~、そうなんだ」という程度のものであった。ワタシにとっては既に”過去の人”だったのである。
もちろん亡くなったと聞いたときにはそれなりに驚きと共に感慨深いものがあったけれど・・・。
今回急遽見に出かけたのは「2週間しかやってないし、見た人の評価が非常に高い。これはちょっと見てみなくては・・・」という気持ちからであった。

結果、ワタシはもう一度ファンになり直した。
もうマイケルはこの世には居ない。
世界は貴重な才能をひとつ失った。
マイケルがO2アリーナで発信しようとしたメッセージがこの映画を通して一人でも多くの人に届くことを心から願う。

マイケル、ありがとう。
そして、どうぞ安らかに。
by jptrad | 2009-10-30 12:53
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