天才のひとかけら
天才のひとかけら_b0021570_10393349.jpg

Leica IIIc Snapshot-Skopar 25mm F4 MC

今回の目的は「レオナルドダビンチ展」。
日本初公開の、ビル・ゲイツ所有「レスター手稿」を見に行ったのだ。
「レスター手稿」は照明の照射時間が厳しく管理されているため、各ページごとにほの暗い照明が数秒間しかあたらないようになっている。
もっとも、明るいところでつぶさに見ても鏡文字でびっしり隙間なしに書かれたノートは何が書いてあるのかわかるはずは無いんだけど・・・。
でも、そこに500年前の偉大な天才の残した直筆ノートがあるという事実に、そして当時貴重な紙の隙間を惜しむように書き込まれた文字のパワーに感銘を受けた。
そのほか会場では手稿に記させたさまざまな科学的な実験が再現され、実際に操作して体感できるようになっていた。
レオナルドの絵画は科学者としての観察眼でもっていかなる仕組みで女性の髪が美しくカールしているのか、背景に書かれた蛇行した川は水の力がどのようにして働いて浸食し蛇行してゆくのか・・・そのように万物を綿密に分析研究した集大成だったのだ。

天才のひとかけら_b0021570_1049317.jpg

Leica IIIc Snapshot-Skopar 25mm F4 MC
by jptrad | 2005-11-19 11:04 |
<< 濃すぎるフィギュア あの巨大蜘蛛と遭遇 >>