やがて海へ
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Bessaflex + Mir-1 F2.8/37mm

ネタ切れつなぎ企画、「MIND TRIP」は前回で終了。
使ったカメラは全てキヤノンの一昔前のデジタルSLR、D30だった。
過去のフォルダを掘り起こし、モノクロにしたら似合いそうなものを選んでみた。
しかも何となく銀塩っぽい雰囲気を目指した。
自分が撮る写真について別の角度からちょっと考えるきっかけになって良かった。

そして今回のレンズは、毎夜寝る前にちょっとづつ分解掃除をして1週間くらいかけてやっと完成させたソビエトレンズ、Mir-1だ。
分解理由はとにかくピントリングが固くて回らないから。
ピントを合わせるたびに指を骨折しそうな程だ。
しかし、その肝心のヘリコイドがどうしても分解できない。
ヘリコイドの分解だけで3日は弄っていた。
そして降参。
ベンジンを流し込み、古いグリス分を洗い流すのみとする。
ねじり方によって3分の1ほど露出すると思われるヘリコイドのねじ山部分にシリコングリスを塗る。
苦労のかいがあって普通に回せるピントリングになった。
まだちょっと重めではあるけれど・・・。

しかし、このレンズはゼニット用なのでM39→M42変換リングを使ってBessaflexに取り付けることは可能なのだが、オーバーインフなのである。
と言うことは距離の目盛りがずれるので目測はアテにならないということ。
それと、そうでなくともしょぼい最短撮影距離(70cm)がさらに遠くなってしまっているのもイタい。
ヘリコイドが分解できればその辺も何とか調整できたかも知れないがそううまくは行かない。
by jptrad | 2006-05-21 11:19 | 地球の植物
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